コロナ禍に入って、3年目。様々な点において変化が起きましたが、面接形式も変化を迎えた様式の一つです。面接は、人生でなかなか経験することも少なく、緊張しますよね。ですので、面接で何を伝えるかの準備だけではなく、面接形式にも慣れておく必要があります。コロナ禍でオンライン面接も積極的に行われるようになり、現在の面接形式は、オンライン面接と対面面接の2種類があります。では、対面面接とオンライン面接では一体何が違うのか?どのように対策をすればいいのか?
今回は、面接官も務める人事から、面接についてご紹介いたします。
1.オンライン面接について
近年主流になりつつあるオンライン面接。PCまたはスマートフォンを用いて、画面越しに面接官とやり取りを行っていきます。
1-1 メリット
・移動時間がかからない
・交通費がかからない
・自宅から参加できるため、リラックスして臨める
場所や時間に捉われずに、効率的に面接に臨めることが魅力です。また、遠方にお住まいの方にとっては、住居の場所に捉われずに、気軽かつ柔軟に面接に参加できるようになったことも大きな利点です。
1-2 デメリット
・機材や電波のトラブルが起きてしまう可能性がある
・会話のラグがある
・会社の雰囲気が掴みづらい
オンライン上でのやり取りとなると、機材や電波など想定外のトラブルが面接中に起きてしまう可能性があります。また会話にラグが生じてしまったり、電波の調子が悪くなったりと、相手とのコミュニケーションを取ることが難しいことも挙げられます。
1-3 対策
・機材トラブルに備える
スピーカー、マイク、カメラ、インターネット回線、どれか1つでもトラブルが起きてしまうと、面接での会話が阻害されてしまいます。お互いにストレスなく、スムーズな面接を実施できるように、事前の確認や適した機材の準備が必要です。
・静かな環境を確保しておく
会話声など、周囲の環境が騒がしいと、面接へのノイズとなり、伝えたいことや聞きたい内容を聞き落としてしまうかもしません。家族など同居している方がいる場合は、事前に「面接があるから」と一声かけていただくと、配慮が行き届くでしょう。
オンライン面接では、どれだけ自分自身でPRの準備を完璧にしていても、設備環境にトラブルが起きてしまう恐れがあります。オンライン面接に慣れていない方は、前日までに一度予行練習をしておくことが望ましいです。
2.対面面接について
実際に企業など、面接会場に足を運んで、面接官と直接会ってやり取りを行う対面面接。やはり企業に訪問できる機会は貴重なので、対面面接は会社を知る絶好のチャンスです!
2-1 メリット
・面接官に直接会って話ができるため、質問がしやすい
・職場の様子を見学できる
・面接に集中できる
実際に顔を合わせて会話することが出来るので、オンライン面接に比べて、相手とのコミュニケーションが円滑に行うことができます。また、直接企業に足を運べるので、これから働く可能性のある、会社の雰囲気を知ることができることも要因として大きいです。
2-2 デメリット
・移動時間がかかる
・交通費がかかる
やはり、企業まで直接足を運ぶことになるので、時間や費用は発生してきます。ですが、コストをかけた分、会社に関する雰囲気や職場の様子など、プラスアルファの情報を仕入れることができることも大きいです。
2-3 対策
・面接の入退室の動作を予習しておく
面接で話す内容以外にも、入室において動作のマナーがあります。
<入室時>
① ドアのノックは3回
2回は空室確認、3回は入室確認を意味しますので、3回ノックをしましょう。
② 部屋に入り、ドアを閉める
面接官から「どうぞ」との声が聞こえたら、「失礼いたします」と返事をしてから、ドアを開けて入室しましょう。その後、ドアの方を向いて、ドアを閉めます。 入退室の際は、「背筋を伸ばし、30度ほど上体を傾ける「敬礼」、もしくは45度ほど状態を傾ける「最敬礼」で一礼しましょう。
・面接会場までの道のりを確認する
電車やバスなど想定外のトラブルも発生する可能性があります。事前に、自宅から面接会場までの道のりを調べておきましょう。面接10分前までには会場に着くようにしておくと、余裕を持って、面接に臨めます。
まとめ
オンライン面接と対面面接、それぞれの特性を捉え、どちらの面接でも対応できるようにしておくことが必要になってきます。また、面接の形式にかかわらず、面接はありのままの自分自身の魅力を伝えることが大切です!そのために、予定外のトラブルを最小限に抑えられるように、前もって準備をした上で挑みましょう。
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