贈り物の定番「胡蝶蘭」について

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3月は別れの季節、そして4月は新たな出会いの季節ですね。贈答品の代表格として有名な「胡蝶蘭」の生産がピークになる季節ですが、実は胡蝶蘭は通年栽培が可能で、年中購入することが可能な花なのはご存じでしたでしょうか?

そこで今回は胡蝶蘭の歴史や由来についてお伝えさせていただきます。

胡蝶蘭の名前の由来

胡蝶蘭の属名は「ファレノプシス(Phalaenopsis)」。和名は「コチョウラン」。漢字では「胡蝶蘭」という字があてがわれています。
ファレノプシスとはギリシャ語の「ファライノ(phalaina:蛾)」と「オプシス(opsis:~のような)」という2つの単語が組み合わさってできています。見た目が蛾に似ていることがらその名がつけられたと言われています。海外では蝶と蛾を特に分けない場合もありますが、日本では美しいもの蝶に例える文化があり蝶の文字を入れ「胡蝶蘭」と名付けられました。
胡蝶蘭のイメージは「白色」と思いますが、実は品種改良されたものであり、原種は多くの色が混ざっておりその様子が蛾に似ていたことからこの名がついたと言われています。

贈り物に「胡蝶蘭」理由は?

開店のお祝いなどで見かけることの多い胡蝶蘭ですが、なぜ贈り物として定着したのでしょうか。それは胡蝶蘭の花言葉に由来します。胡蝶蘭の見た目から、「蝶が舞っている」ように見えたことから「幸福が飛んでくる」という花言葉がつけられ、開店・開業・就任など多くの方に愛され繁栄していくことを願うという意味が込められています。
また「鉢植え」は根付くという意味も持つため「幸福が根付く」という縁起物としてお祝いの贈り物として定着しました。

胡蝶蘭の花言葉について

実は胡蝶蘭には様々な色があり、それそれで花言葉が異なります。色によっては、まだ花言葉がないものもあったりします。その場合、花の色の意味がそのまま使われます。今回は代表的なものを紹介します。

■白色…「清純」「純粋」
■ピンク…「あなたを愛します」
■青色…「尊敬」「誠実」
■黄色…「進出」「活発」「商売繁盛」

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は胡蝶蘭について記載しました。何気なく送っているものにもしっかりと歴史や意味があり、送り物やお返しに意味があるものも実は多くあるのです。これを機に調べてみると面白いかもしれませんね!

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