台風発生のメカニズム

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先日、関西・中国地方を中心に被害をもたらした台風7号。
被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。

台風は例年7月から10月にかけ最も多く発生すると言われています。
今回は今後も発生が予想される台風について発生のメカニズムと有事の際の対応についてお伝えいたします。

なぜ台風は発生する?

『台風』とは熱帯の海上で発生する熱帯低気圧の内、北西太平洋又は南シナ海にあるもので、10分間の平均最大風速が秒速17.2m以上のものを台風と言います。
なぜ熱帯の海上で台風が生まれるかと言うと、1年を通して太陽が照り付け、その熱により海水が蒸発し多くの水蒸気がつくられるからです。
温められてできた水蒸気が上空へと昇っていき、上った水蒸気は上空の冷たい空気に冷やされ水滴になり雲となります。そこに周りから湿った空気が流れ込み積乱雲(日本では入道雲とも呼ばれます)へと成長していきます。
大きくなる過程でたくさんの熱を放出している雲。その熱が周りの空気を温め、膨張した空気が軽くなり気圧が下がり低気圧を作ります。空気は気圧の高い場所から低い芭蕉へ流れる性質があるため反時計回りに渦を巻きながら周りの湿った空気が流れ込みどんどん開店の速度が速くなり、台風へと成長していきます。
また台風と同じように熱帯低気圧が発達したもので「サイクロン」「ハリケーン」「タイフーン」があります。これは発生した場所と強さによって呼び方が変わっています。「台風」は日本独自の基準で決まっているもので国際的な基準では「トロピカル・ストーム(熱帯暴風雨)などと呼ばれます。

台風に備えた災害準備

各サイトでも紹介されている台風への「備え」で代表的なものを紹介します。

家の周り

・強風で飛ばされる恐れのある物干し竿や植木鉢などは家の中に入れておく

家の中

・窓に雨戸やシャッターがある場合はおろす
・窓の鍵を閉め、カーテンを閉める
・飛散防止のために養生テープや飛散防止フィルムを張ることも効果的

断水・停電に備える

・スマートフォンやモバイルバッテリーを充電しておく
・断水に備え生活用水ように湯船に水を貯め、飲料水も用意
・冷凍庫で保冷剤を凍らせておけば冷蔵庫内の食料を冷やすことも可能

ハザードマップの確認

・ハザードマップを印刷し避難場所への避難経路を事前に把握しておく

防災備品の準備

・防災セットを準備しておく

 

代表的なものを紹介いたしましたが、これ以外にも様々な準備が必要となります。
しっかりと事前準備を念入りにしておくことが大切です。

台風が上陸したときの行動

外出はしない

・台風接近時は雨風が非常に強いため、近くの施設で通り過ぎるのを待つ
・車での移動も非常に危険

エレベーターは使わない

・停電の恐れがあるためエレベーターに閉じ込められる可能性がある

地下より高いところへ避難する

・地上の冠水により水が流れこみ、非難が難しくなる可能性がある
・指定の避難場所又は近隣の2回以上の頑丈な建物へ避難する

河川や用水路、海岸へは近づかない

・水があふれ激しい水流に巻き込まれる可能性あり
・波が高く、まきもまれる危険性が棚井

山など急斜面にには近づかない

・土砂災害の危険度が高い

切れた電線には触れない

切れた電線には電気が通っている場合があるためむやみ触ると感電する可能性がある

 

台風に限らず、自然災害では自身の身を守ることを最優先に行動していただくことが大切です。

まとめ

今回は台風や自然災害に対する備えや行動について紹介しました。
大切なことは事前の準備と身の安全を最優先にした行動となります。
また近所だからと畑やビニールハウスの状況を確認しに行かれた方が被害に遭うケースも少なくありません。
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