転職したことがある方は、分かるかもしれませんが、初めて転職するときに、学生の頃の就職活動と違い、サポートしてくれる学校の先生やキャリアセンターなどの身近な相談窓口もない中で、どうしたらいいのだろうかと、悩む方もいるのではないでしょうか。
また、現在の在籍している会社で働きながら、転職活動もと考えると、なかなか整理がつかない方もいるかと思います。
今回は、初めて転職する際に、チェックした方が良いポイントを紹介していきます。
総務省の労働力調査によると、転職者数はコロナ前の2019年まで、増加を続けてきました。ただ2021年は前年から31万人減の288万人。2年連続の減少で、300万人を割るのは299万人だった2015年以来6年ぶりのことです。また、就業者数全体に占める転職者の割合(転職者比率)も4.3%と、東日本大震災があった2011年の4.5%を下回りました。
しかし、2021年の労働力調査における転職者数と転職者比率の大幅な減少は、政府の助成を受けた企業などが雇用維持に動き、そもそも「離職した人が減った」ことが影響していると考えられます。では、改めて、2023年の現状においては、各業界や各企業において、人材不足感は継続しており、新卒採用市場も激化していることから、転職市場も企業側としての採用意欲は高い状態が続くことが予測されます。この市況感を踏まえた上で、チェックポイントを見ていきましょう。
失敗例を知る
転職は以前に比べるとしやすくなっていると言われていますが、安易に行うと、その後のキャリアに影響を及ぼす可能性もあります。そうならない為にも、まずは失敗例を知ることから始めましょう。
まずは、想像していた業務内容と違ったケースです。例えば、「よく考えたら、特にやりたい仕事ではなかった」など、イメージよりも働きづらさを感じてしまうケースは多々あります。次に、実際の給与や雇用条件が聞いていた内容とは異なった。特に、残業時間に関しては、企業によっては一定時間分の残業代が定額支給される「みなし労働時間制」が採用されている場合もあります。他には、自分の持つスキルが足りなかった。「やりたい仕事」と「自分の能力に適した仕事」は必ずしも一致するわけではありません。そのためやりたい業種であっても、いざ働き始めたときに現状の自分のスキルが企業で求められるレベルとかけ離れていて転職を後悔する場合があります。
他にも様々なパターンがありますので、面接や人材エージェントを通じて、企業への確認や口コミの確認などを行い、出来る限り情報収集した上で、転職する場合の最終決定をしていきましょう。
成功する為に考える
失敗例を踏まえた上で、では、成功する為にはどうしたら良いかを逆に考えてみましょう。まずは、そもそも、自身が転職で実現したいことや希望することを明確にするというポイントです。転職活動では、「ここだけは譲れない」最も重要な条件をはっきりさせておくことが大切です。同時に、「なぜその条件が重要なのか」も再確認しておきましょう。優先順位が高い条件を満たしている企業を選べば、失敗する可能性も低くなります。
また、キャリアアップを目指している方や身につけたいスキルがある方は、転職先を選ぶ際に「業務をとおして技術を身につけられる環境なのか」「社風としてスキルの向上を支援してくれる雰囲気や体制が整っているのか」など、入社後の働き方を想定してチェックしておくとよいでしょう。また、社風や業務内容、残業の扱い、休日などの雇用条件は、なるべく具体的に確認しておいたほうが安心です。特に給与に関しては、募集要項には額面しか記載されていないことが多く、通勤手当や住宅手当など、社内制度による各種手当も含めて確認が必要です。また、「仕事は大事だが、プライベートも充実させたい」「仕事ばかりでなく、家族と過ごす時間をもっと大切にしたい」といった希望がある場合は、転職先を探す際に育児休暇や介護休暇といった福利厚生制度の有無を確認するとよいでしょう。
ベストな時期を知る
1年間で、転職活動をするのに適した時期は、2~3月、8~9月と言われています。
理由として、2~3月は4月入社が狙えるタイミングです。新年度に合わせて人員の補充や強化の為に、企業側の採用意欲が高くなる傾向にあり、採用人数の増加や稀有なポジションの応募など、通常ではないケースを見ることもできます。
ただ、一方で、転職経験のある方などはこの情報を良く知っていることもある為、転職側の人数も増加する傾向にはあります。適しているとはいえ、事前準備をしっかり行い、進めることが最良となります。また、10月入社を狙う、8~9月も適していると言われています。下期での人事異動や転職者の発生を踏まえた、体制の刷新なども想定される為、企業側の採用意欲が高まります。一方で、4月の新入社員が多く入社するタイミングとは異なる部分もある為、即戦力が求められる可能性もあります。
謙虚に行動する
最後に、上記を踏まえて、自身の譲れない部分以外は、ある程度許容できると、より成功に近づきます。
まずは、企業や条件にこだわりすぎない!応募企業のブランドや規模、待遇などの条件にこだわりすぎると、応募する求人が限られてしまいます。応募の時点では志望度が高くなくても、面接で話を聞いてみたら魅力的な企業だと分かり、一気に入社意欲が高まるというケースは少なくありません。条件はできるだけ最小限にして、自分の目で確認して合う企業を選ぶことが、転職成功の秘訣のひとつです。また、最初は転職活動がうまくいかなかったとしても、応募企業の採用ニーズに合わせて希望条件を調整する、採用担当者の反応を見ながら面接でのアピール方法を変えてみるなど、状況に応じて対応を変える柔軟性があれば、状況を好転することができます。
転職は、求職者と企業とのニーズがマッチすることで成り立ちます。企業のニーズにアンテナを張って、柔軟な転職活動を目指しましょう。
まとめ
閲覧頂き、ありがとうございます。
実際の転職活動では、求人広告と呼ばれる、各企業のWEB求人ページが乗っているものや、企業を紹介してくれる人材エージェントと呼ばれるもの、または専用ページに登録することで、スカウトという形で、企業から声をかけてもえるものなど、幅広く存在します。是非、様々なサービスを活用してみて、採用成功に繋げてください。
そして、これを見て頂いた方の今後の人生が豊かになれば幸いです。ちなみに、ディーピーティー株式会社でも、未来へと会社を飛躍させるため、一緒にチャレンジしれくれるメンバーを募集しています。ご興味ある方は、直接、弊社までご連絡いただければ幸いです。
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