Case Study 事例紹介
企業が求人や自社の魅力を伝えるために、従業員の写真をWEBサイトや求人媒体に掲載することは一般的です。
最近ではSNSを積極的に活用する企業も増え、実際の社内の様子をリアルに伝える手段として重要性を増しています。しかし、単にスマートフォンで撮影した写真をそのまま掲載することは避けるべきです。
スマートフォンの性能向上により、高品質な写真を自動的に補正してくれる機能もありますが、天候や光の角度などによっては満足のいく結果が得られないこともあります。
そのような場合には、写真を一度レタッチ(修正・加工)することをおすすめします。
上記は記事作成者がスマホで撮影したじょぶコン吉くん(ディーピーティー株式会社運営の求人サイト「ジョブコンプラス」イメージキャラクター)です。
写真左の元画像は設定が悪いためか、かなりくすみが強くなってしまいました。スマートフォンのデフォルト設定だけでは理想的な写真が撮れない場合があるとよくわかります。
今回のようなくすみを直す場合は「コントラスト(明暗差)」と「彩度」を上げることで、写真右のように本来の色見を取り戻すことができます。
ほかにも、夕日などで意図せず赤みがかってしまった場合は「色温度」や「カラーバランス」などで赤みを減らすことが有効です。
こちらの猫の写真も黄昏れている雰囲気が印象的ですが、特に夕方にしたい意図がない場合や他の写真とトーンを合わせたい場合は、色を補正した方が良いでしょう。こちらは「色温度」を下げた例になります。
ほかにも、局所的なケガや顔のシミ・シワなどを隠すことも有効です。大きく印象が変わるほど手を入れる必要はないですが、微調整が必要な場合もあります。
過度の加工は逆に信頼性を損なうことに繋がるため、意図せず映ってしまったものを隠す程度にしましょう。こちらは例としてホクロを周囲の色で塗りつぶした修正を施しました。
(こちらは例示のためのレタッチであり、一般的にホクロであれば隠す必要はないでしょう)
同様に、車のナンバーや住所、社外秘情報などにモザイクをかける必要がある場合もあります。歩行者の顔など、肖像権の侵害になりかねないものもプライバシー保護のため必要になるでしょう。
何にせよ、トラブルの元になる可能性があるものはモザイク処理が望ましいと言えます。
ただしレタッチも万能ではありません。例えば逆光の写真を補正して戻そうとしても、全体が明るくなりすぎてしまったりしてキレイにできない場合があります。
あるいは、キレイに補正しようとするとかなり時間がかかることも考えられます。
今後AIの進化でこういった補正技術も進歩すると考えられますが、もともとの写真撮影を適切な箇所で適切に行うことが一番重要になります。できる限り、キレイな写真を撮影できるよう心掛けましょう!